[参考文献]
- 1)国立がん研究センター がん対策情報センター.患者必携 がんになったら手にとるガイド 普及新版、学研メディカル秀潤社、2017、PP62-65
- 2)伊豆津宏二(監修)、血液のがんがわかる本 リンパ腫・白血病・多発性骨髄腫、講談社、2023、PP9-30
- 3)木崎昌弘(監修)、血液のがん 悪性リンパ腫・白血病・多発性骨髄腫、主婦の友社、2020、PP2-17
がんと診断された患者さんは、その後に続く治療、療養生活など、医療者と長くかかわることになります。納得して治療を受けるためにも、不安な点やわからないことを率直に伝えられるように、担当の医師や看護師と信頼関係をつくることが大切です1)。
血液がんでは、がんのタイプ(病型)や病期、悪性度、患者さんの全身状態や生活を考慮して治療方針が検討されます2,3)。ご自身のがんのタイプでは、どの治療法が標準的に行われているのか、どのような効果が期待できるのか、治療のデメリットはあるかなど、担当の先生に納得するまで尋ねてください。提示された治療法についてよく理解し、ご自身がこれからの人生や生活で何を大切にしたいのかを担当医と話し合うことが大切です2,3)。
はじめは聞きたいことをうまく伝えられないかもしれません。医師に質問したいことをあらかじめメモにしていくと、自分が何を聞きたいのかをはっきりさせ、疑問点を整理することができます。メモにしておけば受診時に簡潔に質問することができ、医師にメモを見てもらいながら質問することができます1)。
患者さん・ご家族がよくされる質問や、医師に質問する時の例文について、国立がん研究センターがん情報サービス(別ウィンドウで開く)で紹介されています。
2025年3月掲載
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