急性骨髄性白血病の治療ではどのような副作用がありますか?
がん治療では行われる治療によって、さまざまな副作用が起こる可能性があります。自覚症状のあるもの、ご自身では気づかないものなどがあり、副作用を確認するために注意深い観察が行われます。
起こりうる副作用に対する予防や、発生した副作用に対する治療(支持療法)がありますので、治療を受けて気になる症状などが起きた場合は医師や看護師に相談してください。
化学療法(多剤併用化学療法)
抗がん剤はDNA合成を阻害する作用を持ち、細胞の分裂に影響を与えるため、がん細胞だけではなく正常な細胞にも影響を及ぼします6)。
化学療法の副作用にはさまざまな種類があり、自覚症状を伴う吐き気・嘔吐など、自覚症状を伴わない骨髄抑制(好中球減少、血小板減少)などがあらわれる場合があります5)。
分子標的薬
分子標的薬は、がん細胞に発現する分子を標的としています。しかし、標的とする分子を持っている正常細胞にも作用するため、副作用が発現すると考えられています。また、抗がん剤とは異なるタイプの副作用があらわれることがあります6)。
分子標的薬の副作用として骨髄抑制、感染症、出血などが起こることがあります。ほかにも発熱、吐き気、寒気、だるさ、皮膚の発疹などが起こることがあります5)。
造血幹細胞移植
造血幹細胞移植では前処置として抗がん剤などを用いるため、使用するお薬に応じて様々な副作用があらわれる場合があります。また、移植後も感染症が起こりやすいので注意が必要です。同種造血幹細胞移植の場合、ドナーの細胞が患者さんの身体を攻撃する移植片対宿主病(GVHD)や、移植後3ヵ月以上経過してからも不整脈や心不全、甲状腺機能低下、骨粗鬆症などさまざまな合併症があらわれる場合があります7)。
副作用に関しては、副作用の対処法のページもご参照ください。