リンパ腫にはどのような種類がありますか?
⾎液がんは、がん細胞になる血液細胞の種類(⾻髄系、リンパ系)、分化‧成熟の過程のどの段階であるか、発症する⾝体の部位、進行する速度によって病名がつけられます1,2)。
白血球の⼀種であるリンパ球ががん細胞となって増殖する病気を「リンパ腫」といいます1,2)。
リンパ球には「B細胞」、「T細胞」、「NK細胞」という3つの種類があり1,7)、リンパ腫はがん細胞となったリンパ球の種類によって「B細胞リンパ腫」または「T細胞リンパ腫/NK細胞リンパ腫」に分類されます1,2)。
リンパ球の種類
伊豆津宏二(監修)、血液のがんがわかる本リンパ腫・白血病・多発性骨髄腫、講談社、2023、PP9-30
奈良信雄(監修)、ぜんぶわかる血液・免疫の辞典、成美堂出版、2018、PP41-43より作図
リンパ腫は増殖したリンパ球の特徴によって「ホジキンリンパ腫」と「⾮ホジキンリンパ腫」に分けられ、⾮ホジキンリンパ腫はリンパ球の種類から「B細胞リンパ腫」と「T細胞リンパ種/NK細胞リンパ腫」に分類されます1-3)。
国内のリンパ腫のうち、⾮ホジキンリンパ腫の割合は90%以上を占めています8)。